①業障害(五無間業)
母を殺す、父を殺す、阿羅漢を殺す、仏陀の身体に血豆を作る、サンガを分裂させる。
今生で悟ることは出来ず次生で必ず地獄に落ちる。
仏陀は涅槃に入られているので4番目は関係なく、サンガの分裂は比丘しかできません。母を殺すなどは殺人罪ですので普通、関係ないと思います。サンガという言葉を在家の集まりまで含む人がいますが、テーラワーダ仏教では在家は含みません。サンガの分裂に関しては紗彌も関係ありません。
②煩悩障害(決定邪見業)
善行為、不善行為などない、行っても善行為、不善行為にならない、非作業見(原因を否定)
生命は死んだら終わりで、また生まれ変わることはない、善行為、不善行為などの結果はない、非有見(結果を否定、断見)
良い結果、悪い結果の原因はなく偶然におこっているだけだ、無因見(原因、結果を否定、偶然論)
釈尊が法を説いても解くことの出来ないような強い決定邪見は今生で悟ることは出来ず次生で必ず地獄に落ちるといわれています。
現代人は断滅論者が多いと思いますが、それほど強烈な強さでは無いと思います。
③業障害
無因、二因に生まれること
悪い種から出た芽は、いくら水、肥料をあげても立派に成長しないように禅定、道、果には至らないが智慧を伴った善心は生じるので功徳は積め来世に善趣に生まれることや悟りの縁を作ることが出来る。善趣再生の障害とはならない。
(アビダンマッタサンガハp.118)
④聖者非難障害
聖者だと知っていても、知らなくても聖者の徳や戒などを非難すると善趣再生、禅定、道、果の障害となるが懺悔すれば滅罪される。
私の悪口は心配ありませんが、他の嫌いなお坊さんの悪口は言わないほうがいいでしょう(笑)
⑤威令違把障害
出家者が戒律を犯すこと、戒律に添って懺悔すれば滅罪。
在家は五戒を守っていれば問題ありません。
ご覧のとおり関係ありそうなのは業障害ですが、自分が二因か三因か分かりませんので余計なことは考えずに、楽しく修行し功徳を積んでください。
この教義が嫌いな人は自分が二因だと証明したうえで悟れば、この教義が間違いだと証明できますが、この教義を信じる人は、もし悟ったら元々、三因だったのですよと言われるだけだと思います(笑)
幸せでありますように。