2009年5月3日日曜日

飲酒について


五戒の中にお酒の好きな人にとっては理解しづらいものがあります。

少しなら身体に良い

接待などの仕事上避けられない

酔って悪いことをしなければ問題ない

など色々と意見があります。

世間的な見方をすればそれなりに正しいのですが仏教的に見ると問題が在るからお釈迦様が五戒の中に入れているのではないでしょうか。

私も以前お酒が好きで毎日飲んでいました。

裸になって捕まったことはありませんが飲みすぎて前日の記憶がなくなることもありました()

あまり偉そうに人に酒を飲むなと言えませんがよく質問されるので気になる方は参考にしてください。

 

【少しなら身体に良い】

少しなら身体には良いかもしれませんが、酔った状態を楽しむ癖をつけるのは仏教的に言うと危険です。

死んだら終わりだと考えている人は勝手ですが、生まれ変わりに大きく影響する死ぬ前の意識が、酔った状態を楽しむ人は無知の心が生じやすく悪い世界に生まれ変わるかもしれません。

経典の中には飲酒する人は、地獄に落ちるか、運がよく人間に生まれても頭がおかしくなるといわれています()

エホバの証人が輸血をすると千年王国に行けないと信じて拒否する信者がほとんどですが、仏教の信者も見習ったがいいかもしれませんね()

 

【接待などの仕事上避けられない】

ネットで大乗のお坊さんが仕事上酒を飲むのが避けられないと書いていました()

般若湯とか名前を変えてごまかさずに私はお酒が好きだから止める気が有りませんと言えば納得できるのですが、色々な理由が浮かんできます。

悪ガキがタバコを吸っているとき友達に無理やり勧めるように、大人が接待中にタバコを吸わない人にタバコは勧めないのではないでしょうか。

最近は俺の注いだ酒が飲めないのかと絡む人は少ないと思います。

元酒好きの意見ですが()お酒が好きな人は自分が飲みたいだけで人が飲むかどうかは関係有りません。

先生(お釈迦様)に止められている、身体に合わないなどといって断ればいいと思います。

 

【酔って悪いことをしなければ問題ない】

私は酔うと直ぐに寝てしまうので問題ないという人がいますが、酔った状態を楽しむことが仏教的に危険なのと普段は真面目な人でも飲みすぎると普通ではやらないことをやってしまう可能性が高くなります。

 

全ての生命は幸せを求めています。

飲酒は仕事から解放されたときや、友達と家族との幸せな瞬間に飲むことが多く、本来、幸せが先でそれに飲酒が伴っているだけが、いつのまにか飲酒すると幸せになると勘違いして依存が生まれていきます。

酒やタバコに依存しなくても幸せ、外部に頼らない幸せが仏教的でなないでしょうか。

お酒を飲まなくても幸せでありますように。