2011年12月26日月曜日

「世界平和パゴダ」休館 再開へ出資者募る

西日本新聞 http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/279248

「世界平和パゴダ」休館 再開へ出資者募る

門司港地区の観光名所のひとつで、日本唯一のミャンマー式寺院「世界平和パゴダ」が23日、資金難のため休館した。旧ビルマ政府と住民有志らが1958年に建立して以来、太平洋戦争のビルマ戦線復員兵らでつくるパゴダ奉賛会が運営費を負担してきたが、会員減に伴い運営が困難となった。2人いたミャンマー人僧侶も既に帰国した。奉賛会は「出資者を募り運営を何とか再開したい」としている。

 パゴダとはミャンマー様式の仏塔のことで、門司港などからビルマ(現ミャンマー)へ出兵して亡くなった兵士の慰霊と世界平和を願い、門司区の和布刈(めかり)公園内に建立された。敷地内には、仏塔の寺院のほか、僧侶が生活する僧院など計4棟の建物がある。拝観料は大人百円で、1日に数人が訪れていた。

 所有する宗教法人「世界平和パゴダ」の理事会が23日開かれ、正式に休館を決定。寺院は門が閉ざされ、参拝できないようになっている。

 理事会などによると、パゴダの運営費は、僧侶の食費や光熱費で年間約400万円。奉賛会などの寄付金で運営していた。しかし、約2千人いた奉賛会会員は現在約80人。10年ほど前から、積み立てていた資金を切り崩して運営費をまかなっていた。現在、奉賛会には約1千万円の資金があるが、老朽化した僧院の解体費や休館中の寺院の維持費に充てるという。

 今後、新たな僧院の建設費と運営費の出資者を募り、僧院の建設計画やミャンマーから僧侶を呼び寄せる計画を練るという。奉賛会の三木恭一会長(93)は「あらゆる手段を講じたが難しかった。休館は残念で仕方ない」と話した。

=2011/12/24付 西日本新聞朝刊=

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記事が不正確なので訂正しますが、二人の長老は帰国していません。

一時帰国の予定はあります。

二人とも平和パゴダから追い出されたと感じているので理事会の対応は非常に残念です。

もう少し早くお布施を募れば済んだ話をぎりぎりまで放置した理事会の責任は大きいと思います。

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2012年1月13日

ミャンマー大使館が援助をすることは決まっているようです。

再開に向けて上手く進んでいくのを願っています。



2011年10月28日金曜日

アビダンマ基礎講座 ポッドキャスト

会員の野田様がゴータミー精舎でのアビダンマ基礎講座をポッドキャストにアップして頂きました。
i Tunes からダウンロードすることができます。

また、iTunesが利用できない方のために
http://liberi.jp/abhidharma/
でも、聞いたりダウンロード出来るようになっております。

ゴータミー精舎日記にも載せていただきました。

テキストの正誤表もpdfにしましたのでご覧ください。

2011年10月17日月曜日

みんなの寺のつくり方

みんなの寺の天野和公さんの本が出版されました。



みんなの寺のつくり方
檀家ゼロからでもお寺ができた!

「一緒に、お寺をつくらない?」突然のプロポーズから始まったはじめてのお寺作り。お寺って新しく作れるの? 手続きは? 檀家さん集めは? 収入は? 場所は? 建物は? 資金は? 日本一の寺嫁を目指す著者が語るはじめてのお寺作り。

著者:天野和公(あまのわこう)


発行:雷鳥社 
定価:本体1300円+税
発行日:2011年10月4日

夢を実現したい人にお勧めの本です。


2011年10月1日土曜日

アビダンマと吉祥経

今年の雨安居も後二週間ほどで終わりになります。
出家者にとっては安居明けが新年と言って良いかもしれません。
サボってばかりのブログですがもう少しアップできるようにしようと思っています。

今回は大分前にリンク済みだったのですが知らない方が多いようなのでご紹介します。
金沢で行なったアビダンマの講義が福岡ダンマサークルの河津さんがユーチューブにアップしてくださいました。音声が聞きとりにくいかもしれませんが参考にご覧ください。

http://www.f-dhamma.net/library/abhidhamma/abhidhamma_top.html

河津様ありがとうございました。

2011年5月20日金曜日

我々は本当に自分で決めているのか?

「予想通りに不合理」の著者である、行動経済学者ダン・アリエリーは昔ながらの視覚的錯覚や彼独自の思いもよらぬ(時にショッキングな)研究結果を用い、人が何かを決断する際、自分で思っているほど合理的ではないことを証明します。
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仏教で問題なのは認識することにより貪・瞋・痴・邪見などの不善心が生じることです。
例えば鶯の鳴き声を聞いてその音をあるがままに音と認識できずに、「鶯の鳴き声」と判断しても「判断している」と確認すればいいだけです。瞑想中は思考や名称などが生じずに気づく事ができればベストでしょうが、できなくても不善心の流れが始まらなければ問題ありません。
錯視の例が紹介されていますが、認識を変える事は難しそうです(笑)



2011年5月19日木曜日

私たちが幸せを感じる理由

テーラワーダ仏教ではありませんが科学の話も参考になるのではないでしょうか。

2011年5月16日月曜日

かわいさ、セクシーさ、甘さ、おかしさ

ダニエル・デネットは本で読んだことがあります。
最近ネットで見つけて面白いと思いました。

2011年5月14日土曜日

ヴェーサーリーは美しい?

お釈迦様が亡くなる前に「美しい」と言ったのはどういう意味かと最近何度か聞かれました。
多分以下の部分が間違って伝わっているのかもしれません。

パーリ経典の大般涅槃経(長部第16)
片山一良訳 パーリ仏典 大篇Ⅰ p.219
アーナンダよ、ヴェーサーリーは楽しいことろです。
ウデーナ霊域は楽しいところです。
ゴータマカ霊域は楽しいところです。
サッタンバ霊域は楽しいところです。
バフプッタ霊域は楽しいところです。
サーランダダ霊域は楽しいところです。
チャーパーラ霊域は楽しいところです。
‘‘ramaṇīyā, ānanda, vesālī, ramaṇīyaṃ udenaṃ cetiyaṃ, ramaṇīyaṃ gotamakaṃ cetiyaṃ, ramaṇīyaṃ sattambaṃ [sattambakaṃ (pī.)] cetiyaṃ, ramaṇīyaṃ bahuputtaṃ cetiyaṃ, ramaṇīyaṃ sārandadaṃ cetiyaṃ, ramaṇīyaṃ cāpālaṃ cetiyaṃ.

ramaṇīyā は ramati の動詞状形容詞grd です。
中村元訳では「楽しいところでです」ではなく「楽しい」と訳しています。
美しいという意味は普通ないと思います。

釈尊の生涯p.445原始仏典1春秋社 でもパーリ本には釈尊は「ここで・・・」と上記訳を引用しています。
その後
なおサンスクリット本には、釈尊の感想として、
「この世は美しいものだし、人間の命は甘美なものだ。」と記されと引用し
最後に中村先生本人の意見で
人が死ぬとき、この世の名残を惜しみ、死に際していまさらながらこの世の美しさと人間の恩愛にうたれる。それがまた人間としての釈尊のありのままの心境であった、と昔のインドの仏教徒も考えていたのである。
と述べています。
たとえ「美しい」が本当であっても、人間の恩愛にうたれる。・・・などは何の根拠も無く2500年以上前の仏教徒の考えまで決め付けているのには恐れ入ります。

ramaṇīyā はサンスクリット語も同じスペルで同じ意味なので違う単語じゃないと「美しい」と訳せないと思います。

楽しいはどういう意味かといえばārāma を僧園という意味で使い本来の意味は「楽しむ場所」です。
ramaṇīyā と ārāma は同じクループの単語です。
五欲を満たして楽しむわけではなく修行を楽しむ場所で悟った人はどんなところでも楽しい場所とであると言っていいのではないでしょうか。

幸せでありますように。









2011年3月20日日曜日

3月末からの熱海瞑想会中止のお知らせ

このたびの東北地方太平洋沖地震にて被災された地域の皆様、関係の皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

仏典の中に「死は生けるものの定めであり、死王は大洪水のように、生けるものの望みが叶わぬうちに全てを運び去り、苦界に投げ入れます。」という言葉のようなことが実際に起こってしまいました。

亡くなられた方の分も残された我々がそれぞれの心の成長と幸せな社会を作るために勤め功徳を積むことが被災した方の最高の供養になると信じ不放逸によってこれからの人生を送ることができればと願っています。



熱海でも計画停電実施中であることと地震の心配もございますので、瞑想会にご予約された方には大変申し訳ございませんが3月28日から4月3日までの瞑想会は中止させていただきます。

ゴールデンウィークの瞑想会は男性は受付終了いたしましたが、女性は空きがございますので仏法学舎にお電話でお申し込みください。

アラナ精舎も3月21日より4月30日までの予定で屋根の工事が始まりますのご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。

幸せでありますように。

2011年3月3日木曜日

雛祭り


雛祭りのようですが、熱海は雨やみぞれが続いています。
男性は部分参加者もいれて12人でしたが今回の瞑想会は女性参加者0で終わりそうです。


を購入しました。

面白そうですよ。

2011年2月28日月曜日

熱海瞑想会 仏法学舎

2月28日より3月6日まで熱海で瞑想会です。
先月は雪の日もありましたが、今回はそれほど寒くありません。(前回の写真)

男性はお蔭様で満員ですが、女性は参加可能です。週末だけの部分参加もできますので電話でご連絡のうえおこしください。

先日、かぼすとゆずの違いについて調べたらかぼすは表面がつるつるしておりゆずはガザガザしているような見分け方ができるそうです。

仏教と何の関係もありませんね(笑)



最近読んだ本ですが、このような種類の本を読んだことのない方にはお勧めです。

2011年2月26日土曜日

フェースブック止めました。

始めたばかりで色々な方にお友達になっていただきましたが、勝手ながらフェースブックから完全撤退いたします。
その代わりにブログを更新していこうと思っています。
よろしくお願いします。

明西寺主催、アビダンマ基礎講座



今日は明西寺で勉強会でした。

今回は初めての方が3人参加し、質問なども多くありあっという間の3時間半でした。
次回は第7章からです。初めての方でも参考になる内容だと思いますのでどうぞご参加ください。




































勉強会終了後、JRで博多駅までの移動です。

















かぼすのオブジェでしょうか。椅子ですか。




大分空港



今週は金曜日に別府で瞑想会、土曜日は大分・明西寺でアビダンマ基礎講座、日曜日は福岡・博多区民センターでアビダンマ基礎講座を開催します。
伊丹空港からプロペラ機で大分空港へ、到着後のんびり歩くのはローカル線らしくていいですね。















荷物受け取りのコンベアー?に大分空港ではじめてみましたが回転寿司が回ってきました(笑)























































別府のホテルで寿司ではなく鳥天定食をお布施していただき1時から5時まで瞑想会、参加者5人でした。


2011年2月24日木曜日

ミャンマーのお布施

帰国して瞑想会などで忙しく報告が遅れてしまいましたが17日から21日までミャンマーに行ってきました。


今回はバガン・マンダレー・モンユワなどを観光し残りの日はマハーシ瞑想センターにお世話になってアビダンマ勉強会用のテキストを作っていました。


日本テーラワーダ仏教協会で集めたサイクロン義捐金のお布施はパティパダ3月号59ページをご覧ください。


それとは別に

特にどのように使うかは指定されていないお布施がほとんどですが

前年の個人的にお預かりした中から


マハーシ瞑想センターの21日分朝食のお布施

(約400人焼きソバ)4万円

マハーシの長老方に540ドル(9人)




















マハーシトレーニングスクールの比丘に460ドル(16人)


シュエ・ミン・ウォン・瞑想センターへ2万円


国際上座部仏教布教大学の比丘25人へとティラシン13

159千円

(大学の比丘たちには昨年の夏にも一度同じようにお布施しました。)


大学のなどの先生へ200ドル


皆さんのお布施の功徳が悟りの縁となりますように、健康で幸せでありますように。