質問がありましたのでお答えします(パティパダ五月号p.59について)
1.種々身種々想居
人間界、六欲界天界の世界は色々な身体、色々な想、生まれ(結生心)の生命がいる世界
2.種々身一想居
四悪趣、第一禅定の3つの世界は色々な身体を持つが、それぞれの世界で想、結生心が同じである世界
3.一身種々想居
第二禅定の世界は身体の美しさや大きさは同じだが、第二禅定異熟心と第三禅定異熟心で(結生心が)同じではない世界
4.一身一想居
第三禅定の世界は身体の美しさや大きさは同じく、第四禅定異熟心(結生心)も同じである世界
5.空無辺処居 6.識無辺処居 7.無所有所居 8.非想非非想処居
5~8の世界はそれぞれ身体がなく、(物質がない世界)名蘊という心、心所のある世界
9.無想有情居
無想有情の世界は心、心所がなく命九集という業生色だけがある世界
他の説
1.欲有居 2.色有居 3.無色有居 4.想有居 5.非想有居
6.非想非非想有居 7.五蘊有居 8.四蘊有居 9.一蘊有居
東海ダンマーサークルで質問があったのでお答えしました。
質問されたとき思いついたのと違ったのでいい加減な答えをしなくてよかったです。
説明になっていないと思うかもしれませんがそんなもんだと思ってください(笑)
長部経典 結集経(パーティカ編Ⅱp.142大蔵出版)
に別の解説もありますが、最初の説明が私は一番気に入っています。
十とは何であるか?
十の無学の法が十支分だと思います。無学とは阿羅漢のことです。
無学の八正道と無学の正智、無学の正解脱を足して十になります。
(パーティカ編Ⅱp.157大蔵出版)