2009年2月10日火曜日

仏像についてとミャンマーの台座


先日までヤンゴンに行ってました。
これからはなるべく更新しようと思います。

三週間ほどの予定でしたが変更して8日間の
旅行でした。
協会でサイクロン被害の義捐金を使って村の
小学校の校舎の落成式の予定でしたが
工事が遅れて落成式は行わずに村の人に
モヒンガー(ミャンマーの魚のだしのそうめん)を
お布施しました。
その他にも子供たちに服、ノート、お菓子なども
お布施しました。
詳しくはフォトアルバムをご覧ください。

もう一つの大事な用は小西会長のお布施でアラナ精舎の本尊の
台座を買って持ってくることです。
本日無事にアラナ精舎に届き組み立てました。
チーク材製で金箔を貼っています。
今の時期は漆が乾きにくいそうで漆を厚く塗りませんでしたが
きれいに仕上がっています。
サードゥ・サードゥ・サードゥ

本題の仏像についてです。
ご存知のとおり仏滅後何百年かは仏像はありませんでした。
その代わりに仏舎利塔や菩提樹が礼拝の対象でした。
礼拝の対象を4つあげる場合がありますが
  1. ダードゥチェーティヤ (仏舎利)
  2. パリボーガチェーティヤ (ブッダの使用した物、菩提樹など)
  3. ウッディサチェーティヤ (仏像)
  4. ダンマチェーティヤ (仏舎利の代わりに法輪など埋めてある塔など)
3番が仏像となっていますが指定されたなどの意味で仏像も釈尊の徳を想いうかべるために作ったもので、偶像崇拝ではありません。

ですからブッダの写真や絵なども仏像と同じく大事にしゴミ箱などに捨てるべきではありません。以前タイでマイルドセブンか何かの日本のタバコにパゴダの写真を載せようとして問題になったことがあります。日本人の感覚だと観光地の写真と同じだと思っているのかもしれません。

2番の菩提樹などやシュエダゴンパゴダの中にあるという杖や水漉しなどもお釈迦様が使ったものを礼拝の対象にしています。

1番の仏舎利なども本物で無い場合は3番になりますが本物かどうかはあまり気にしないで礼拝しています。註釈書に砂のパゴダを作って礼拝していた人が死後天界に生まれ、その後ブッダの元で阿羅漢になるまで一度も悪い世界に生まれ変わらなかった話があります。

4番は経典を彫ったものを塔にしてお祭りしています。

繰り返しになりますが大事なのは仏陀の徳を想いうかべ礼拝することです。
あるミャンマーの長老が外国人から偶像崇拝だと非難され何で仏教とは石で出来たものを拝んでいるのかといわれたそうです。同じ石だから道端の石も拝んだらどうだと言われ、長老があなたの奥さんと母親は同じ女性だが母親と性的関係を持つのかと聞き返しました。

ある長老がブッダの徳を想いうかべブッダガヤの方角を毎日何度も礼拝していました。
知人の長老がメッカを拝んでるのかと冷やかしてましたが、勘違いされないように仏像の前で礼拝したほうがいいかもしれません (笑)

「鰯の頭も信心から」と言われないように説明できるといいですね。