西日本新聞 http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/279248
「世界平和パゴダ」休館 再開へ出資者募る
門司港地区の観光名所のひとつで、日本唯一のミャンマー式寺院「世界平和パゴダ」が23日、資金難のため休館した。旧ビルマ政府と住民有志らが1958年に建立して以来、太平洋戦争のビルマ戦線復員兵らでつくるパゴダ奉賛会が運営費を負担してきたが、会員減に伴い運営が困難となった。2人いたミャンマー人僧侶も既に帰国した。奉賛会は「出資者を募り運営を何とか再開したい」としている。
パゴダとはミャンマー様式の仏塔のことで、門司港などからビルマ(現ミャンマー)へ出兵して亡くなった兵士の慰霊と世界平和を願い、門司区の和布刈(めかり)公園内に建立された。敷地内には、仏塔の寺院のほか、僧侶が生活する僧院など計4棟の建物がある。拝観料は大人百円で、1日に数人が訪れていた。
所有する宗教法人「世界平和パゴダ」の理事会が23日開かれ、正式に休館を決定。寺院は門が閉ざされ、参拝できないようになっている。
理事会などによると、パゴダの運営費は、僧侶の食費や光熱費で年間約400万円。奉賛会などの寄付金で運営していた。しかし、約2千人いた奉賛会会員は現在約80人。10年ほど前から、積み立てていた資金を切り崩して運営費をまかなっていた。現在、奉賛会には約1千万円の資金があるが、老朽化した僧院の解体費や休館中の寺院の維持費に充てるという。
今後、新たな僧院の建設費と運営費の出資者を募り、僧院の建設計画やミャンマーから僧侶を呼び寄せる計画を練るという。奉賛会の三木恭一会長(93)は「あらゆる手段を講じたが難しかった。休館は残念で仕方ない」と話した。
=2011/12/24付 西日本新聞朝刊=
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記事が不正確なので訂正しますが、二人の長老は帰国していません。
一時帰国の予定はあります。
二人とも平和パゴダから追い出されたと感じているので理事会の対応は非常に残念です。
もう少し早くお布施を募れば済んだ話をぎりぎりまで放置した理事会の責任は大きいと思います。
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2012年1月13日
ミャンマー大使館が援助をすることは決まっているようです。
再開に向けて上手く進んでいくのを願っています。